「ザ ベスト イズ イエット トゥ カム」
The best is yet to come
新しい年を迎えました。昨年は思いがけず、礼拝中に遭遇した地震、アメリカを襲ったハリケーンといった自然災害に加えて、悲惨な鉄道事故、建築設計偽装など驚くことの多かった一年でした。その中で教会は主の恵みにより守られ、歩みが支えられたことを思い、感謝を新たにせざるを得ません。
昨年受けた恵みを数えれば多くありますが、そのひとつに日本キリスト教会出版局発行の家庭礼拝暦を求めるひとが増えたことを挙げたいと思います。城南教会の写真が表紙を飾ったり、牧師の執筆した月があったため、普段以上に関心を寄せる人が多かったのでしょう。しかし、理由が何であれ、感謝すべきはそれによって多くの教会員や求道者が日々、御言葉の養いを受け、祈りを導かれ、信仰を育てられる恵みにあずかったことです。
年末12月29日の家庭礼拝暦は、老いた信仰者シメオンが、神殿で幼子イエスに会う箇所でした。シメオンはイスラエルの待ち望むメシアに会うまでは死なないとの約束を神から受けていました。彼は幼子イエスを腕に抱いて「主よ、今こそ御言葉のままに、僕を安らかに、ゆかしめたもうなれ、わが目ははや、主の救いを見たり」と歌います。
わたしは、昨年、80歳を越える方から誕生日にカードをいただいたのですが、そこに「あなたの人生の最良の時はこれから来る」“The best is yet to comeモ というメッセージが記されていました。それは、人生の晩年を迎えた自分自身に対するメッセージでもあるとのことでした。
年が改まり、みな一つずつ年を重ねたわけですが、それは人生の坂道を降るようなものなのでしょうか。いいえ、わたしたち信仰者にとって、人生の最善の時はまだ来ていないのです。「あなた方は、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びにあふれています。」(1ペテロ1:8)そのキリストにお会いすることこそ、私たちが待ち望む最善の時だからです。
牧師 澤 正幸
*写真は教会の庭に咲いた山茶花です。